KAMEYA KAGU
やわらかな素材に手のあとがゆっくり残る様子。記事タイトルを載せたキービジュアル

ベッド・マットレスのこと

低反発マットレスの選び方|確かめたい4つのポイント

公開日:2026.11.04(水)

体の形に沿ってゆっくり沈む低反発マットレス。気になってはいるものの、柔らかすぎないか、夏や冬に寝心地が変わらないかが分からず、決めきれない方も多いと思います。

本記事はテンピュール取扱店である亀屋家具が作成しています。

低反発マットレスは「硬さの表示」「寝返りのしやすさ」「季節による変化」「厚さ」の4点を確かめると選びやすくなります。低反発は反発の性質を表す言葉で、柔らかさとは別の話だからです。

この記事では4つの確かめ方と、ギャラリー新宿でテンピュールのマットレスを寝比べるときの手順をまとめます。本記事はテンピュール取扱店である亀屋家具が作成しています。

この記事の要点

  • 低反発マットレスは、ゆっくり沈みゆっくり戻るウレタンフォームを使ったマットレス
  • 「低反発」はラベルの表示項目ではなく、柔らかさを表す言葉でもない。硬さはニュートン表示で確かめる
  • 選ぶときは硬さ・寝返りのしやすさ・季節による変化・厚さ(密度・復元率)の4点を見る
  • 1枚で使う場合の厚さは10cm以上が目安とメーカーは説明している
  • ギャラリー新宿ではテンピュールのマットレスを寝比べられる(2026年11月時点。展示は変動)

ゆっくり沈む感触を確かめる|ギャラリー新宿

  • テンピュールのマットレスをギャラリー新宿に展示しています(2026年11月時点。入れ替えにより変動しますので、ご来店前にご確認ください)
  • シモンズ・フランスベッド・日本ベッドなど、ほかのブランドのマットレスとも同じギャラリーで寝比べられます

創業約100年。国内外のブランドを取り扱う家具専門店です。

開催中のイベントをチェック!

低反発マットレスは「硬さ・寝返り・季節・厚さ」の4点で選ぶ

低反発マットレスは、硬さ・寝返り・季節・厚さの4点を確かめて選びます。どれも、店頭のラベルやメーカーの説明、実際に横になったときの感触で確かめられる項目です。

「低反発」という言葉は、押したときにゆっくり沈み、ゆっくり戻る性質を指します([S003])。柔らかさを示す言葉ではないので、同じ低反発でも硬さには幅があります。まずは次の表で、何をどこで確かめるかを押さえてください。

確かめること

見る場所・やり方

出典

1. 硬さ

ウレタンマットレスのラベルにある硬さ(ニュートン)の表示

[S001]

2. 寝返りのしやすさ

横になり、仰向けから横向きへ何度か体の向きを変えてみる

[S003]

3. 季節による変化

素材によっては夏と冬で寝心地が変わる点を、メーカーの説明で確認する

[S003]

4. 厚さと長持ち

厚さ・密度・復元率の表示を確認する

[S001] [S003]

表の順番は、確かめやすい順に並べたものです。どれが大事かは、使う人の体格や寝姿勢、寝室の環境によって変わります。

低反発とは——ゆっくり沈み、ゆっくり戻るウレタンフォーム

低反発マットレスは、反発力を抑えたウレタンフォームを使ったマットレスです。体の形に沿って沈み込み、包み込まれるような寝心地になるのが特徴です([S003])。

用語:低反発ウレタンフォーム

反発力を抑えたウレタンフォームのことです([S004])。ゆっくり沈み、ゆっくり戻る性質を持ち、衝撃を吸収しやすい素材とされています([S003])。もとはアメリカ航空宇宙局(NASA)が宇宙開発のために開発した素材を、マットレスに応用したものと説明されています([S004])。

ウレタンフォームの上に重りを置くとゆっくり沈んで形に沿ったくぼみができ、重りを外すとくぼみがゆっくり元に戻る様子を3段階で示した模式図
低反発ウレタンフォームは、ゆっくり沈み、ゆっくり戻る

テンピュールは、自社の素材について、名前が「温度(temperature)に敏感である」という素材特性に由来すると説明しています([S005])。粘性と弾性の両方をあわせ持つ素材で、体形・体重・体温に合わせて沿う、というのがメーカーの説明です([S005])。

ここで知っておきたいのは、「低反発」がラベルの表示項目ではないことです。ウレタンフォームマットレスの表示事項として定められているのは、材料・構造・寸法・硬さ・復元率などです([S002])。反発の度合いを示す項目はありません([S001])。

そのため、売場で比べるときは「低反発かどうか」ではなく、表示されている硬さと復元率、そして実際の沈み方を見ることになります。体を押し返す力が強い高反発は、低反発とは反対の性質です([S003])。この記事では、低反発を選ぶときの見方に絞ってまとめます。

マットレスの種類全体を整理したい方は、マットレスとは?布団との違いから選び方までもあわせてご覧ください。

確かめたい1:硬さ——「低反発=やわらかい」とは限らない

低反発でも、硬さは製品によって違います。「低反発だから柔らかい」と考えず、ラベルの硬さ表示を確かめてください。

ウレタンフォームの部分の最大の厚さが50mm以上のウレタンフォームマットレスは、硬さをニュートン(N)で表示することになっています([S002])。測り方は JIS K6400-2 の A法で、40%圧縮して30秒後の力を測ります([S001])。数値に応じて、次の3つの用語が付きます([S001])。

表示用語

硬さの数値

出典

かため

110ニュートン以上

[S001]

ふつう

75ニュートン以上110ニュートン未満

[S001]

やわらかめ

75ニュートン未満

[S001]

実際に、テンピュールの公式サイトでは、マットレスが寝ごこち別に「やわらかめ」「ふつうのかたさ」「ややかため」「かため」の4つに分けられています([S007])。同じブランドの中でも、硬さの選択肢が分かれているということです。

ラベルの区分は、同じ「かため」でも数値に幅があります。区分の名前だけでなく、数値まで見ると比べやすくなります。体重や寝姿勢から硬さの方向を決める考え方は、マットレスの硬さの選び方(体重・寝姿勢・今の不満で決める)で詳しく解説しています。

確かめたい2・3:寝返りのしやすさと、季節による変化

低反発は、寝返りに力が要りやすく、季節で寝心地が変わることがあります。低反発のデメリットとしてよく挙がるのもこの2点で、向き・不向きを分けやすいところです。

フランスベッドの解説では、低反発は体の凹凸にフィットしやすく、体圧を分散させやすいとされています([S003])。一方で、体が深く沈み込むため寝返りに力が必要になり、筋量が少ない高齢の方には寝返りがしづらいマットレスだとも書かれています([S003])。沈み込みすぎると寝姿勢がくずれ、寝返りが打ちにくくなるという説明もあります([S004])。

季節については、素材によっては温度依存性があり、夏は柔らかく、冬は硬くなるなど寝心地が変わる場合があります([S003] [S004])。体に密着するため通気性がよくなく、夏場は蒸れが気になりやすい点も挙げられています([S003])。

条件

合いやすい傾向

気をつけたい点

体格

小柄・やせ型など、体重が比較的軽い方([S003])

筋量が少ない方は寝返りに力が要りやすい([S003])

寝姿勢

横向き寝がメインの方([S003])

沈み込みすぎると寝姿勢がくずれやすい([S004])

好みの寝心地

包み込まれる感覚、柔らかい寝心地が好きな方([S003])

体が深く沈み込むので、寝返りのしやすさを確かめたい([S003])

二人で寝る

寝返りの振動が伝わりにくい([S003])

—

寝室の環境

—

夏の蒸れ、冬の硬さの変化([S003])

表は「合う・合わない」を決めるものではなく、寝比べるときに注意して見る点の一覧です。今のマットレスで「当たりが強い」と感じているなら、低反発の沈み込みが合うかを確かめてみる価値があります。反対に「寝返りに力が要る」と感じているなら、沈み込みの深さを慎重に見てください。

注意

マットレスは眠りの環境を整える道具であって、体の不調を治す道具ではありません。低反発かどうかだけで、体の不調が解決するとは限りません。感じ方には個人差があります。症状が続く場合は医療機関にご相談ください。

確かめたい4:厚さと、長く使えるか

低反発マットレスを1枚で使うなら、厚さと、へたりにくさの表示も確かめます。寝心地が合っても、薄すぎたりへたりやすかったりすると長く使えません。

  • 1枚で使う場合の厚さは、10cm以上が目安とされています([S003])。
  • 密度は「D(デンシティ)」で表示される場合があり、高いほどへたりにくい傾向とされています([S003])。
  • ウレタンフォームマットレスのラベルには、復元率が百分率で表示されます。表示例は「復元率96%」です([S002])。測り方は JIS K6400-4 に定められています([S001])。
  • 極端に安価なウレタンのみの製品はへたりが早いとされています([S003] [S004])。
  • 耐久性は、一般にスプリングマットレスの方があるとされています([S004])。

厚さ・密度・復元率は、どれもカタログやラベルで確かめられる数字です。売場では、寝心地を試したあとに、気になった製品の表示もあわせて確認しておくと、自宅で比べ直すときに迷いにくくなります。

ここが要点

  • 1枚で使うなら厚さ10cm以上が目安([S003])
  • 密度(D)・復元率(%)の表示を見る([S002] [S003])
  • 耐久性は使用環境・使用状況により異なります。

ギャラリー新宿でテンピュールを寝比べる——試し方の手順

低反発の沈み込みは、実際に横になってみないと分かりません。ギャラリー新宿では、テンピュールのマットレスを実際にお試しいただけます。

ギャラリー新宿は、フランスベッド・シモンズ・日本ベッド・パラマウントベッド・テンピュールなど、全11ブランドのベッドを展示・販売するベッドの専門店です([S006])。営業時間は11:00〜19:00です([S006])。

店舗

ブランド

展示状況

ギャラリー新宿店

テンピュール

展示中

展示状況は2026年11月時点のものです。入れ替えにより変動しますので、ご来店前にご確認ください。

テンピュールの寝比べは、ギャラリー新宿で

開催中のイベントをチェック!

寝比べるときは、次の順番で確かめると違いが分かりやすくなります。

  1. 硬さの表示を確かめる
    横になる前に、硬さの区分と数値を確認します。このあと感じた寝心地と、表示を結びつけやすくなります。
  2. いつもの寝姿勢で数分横になる
    低反発はゆっくり沈む素材です([S003])。すぐに起き上がらず、沈み込みが落ち着くまで待ちます。
  3. 寝返りを何度か打つ
    仰向けから横向きへ、横向きから仰向けへ。体の向きを変えるときに要る力を確かめます。
  4. コイルマットレスとも比べる
    同じギャラリーにある、ほかのブランドのマットレスにも横になり、沈み込み方の違いを比べます。取扱いのマットレスは亀屋家具のマットレス取扱一覧で確認できます。
  5. 寝室の季節・温度を思い出す
    温度で寝心地が変わる素材もあります([S003])。夏と冬の寝室の様子を思い浮かべながら判断します。

店舗の場所はギャラリー新宿の店舗案内、取扱ブランドは亀屋家具の取扱ブランド一覧でご確認いただけます。

低反発マットレスでよくある質問

低反発マットレスを選ぶときに、よく迷う点をまとめました。

Q. 低反発マットレスは、冬になると硬くなりますか?

A. 素材によっては温度依存性があり、夏は柔らかく、冬は硬くなるなど、寝心地が変わる場合があります([S003])。売場で試すときは、自宅の寝室の季節ごとの様子も思い浮かべて判断してください。

Q. 「低反発」と「やわらかい」は同じ意味ですか?

A. 同じではありません。低反発はゆっくり沈み、ゆっくり戻る性質のことです([S003])。硬さはラベルのニュートン表示で確かめます([S001])。テンピュールの公式サイトでも、やわらかめから、かためまで寝ごこち別に分けられています([S007])。

Q. 低反発マットレスは、どのくらいの厚さがあればいいですか?

A. 1枚で使う場合は、10cm以上が目安とされています([S003])。密度(D)や復元率の表示もあわせて確認してください([S002] [S003])。

Q. ギャラリー新宿では、どのテンピュールのマットレスを試せますか?

A. 2026年11月時点で、ギャラリー新宿にテンピュールのマットレスを展示しています。展示は入れ替えにより変わるため、この記事ではシリーズ・型番を記載していません。ご来店前に展示状況をお問い合わせください。

まとめ

低反発マットレスは、ゆっくり沈み、ゆっくり戻るウレタンフォームを使ったマットレスです。ただし「低反発」はラベルの表示項目ではなく、柔らかさを表す言葉でもありません。選ぶときは、硬さ(ニュートン)の表示、寝返りのしやすさ、季節による寝心地の変化、厚さと密度・復元率の4点を確かめます。

沈み込み方や寝返りに要る力は、数字だけでは分かりません。ギャラリー新宿では、テンピュールのマットレスと、ほかのブランドのコイルマットレスを寝比べられます(2026年11月時点。展示は入れ替えにより変動します)。表示を確かめたうえで、いつもの寝姿勢で横になって選んでください。

表示を見て、横になって決める|ギャラリー新宿

  • テンピュールのマットレスをギャラリー新宿に展示しています(2026年11月時点。入れ替えにより変動しますので、ご来店前にご確認ください)
  • シモンズ・フランスベッド・日本ベッドなど、ほかのブランドのマットレスとも同じギャラリーで寝比べられます

創業約100年。国内外のブランドを取り扱う家具専門店です。

開催中のイベントをチェック!

ご注意

  • 展示状況は2026年11月時点のものです。入れ替えにより変動しますので、ご来店前にご確認ください。
  • 感じ方には個人差があります。症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
  • 本記事はテンピュール取扱店である亀屋家具が作成しています。

この記事について

亀屋家具 編集部が作成し、販売スタッフの確認・ファクトチェックを経て公開しています。

参考文献

  1. 消費者庁|雑貨工業品品質表示規程(二十四 スプリングマットレス及びウレタンフォームマットレス)(https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/law/law_07/item_024.html、2026-11-04閲覧)
  2. 消費者庁|ウレタンフォームマットレス(家庭用品品質表示法)(https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/zakka/zakka_08.html、2026-11-04閲覧)
  3. フランスベッド|高反発マットレスのメリットデメリットは?低反発との違いや選び方のポイント(https://interior.francebed.co.jp/spring/faq/about-mattress/advantages_disadvantages.php、2026-11-04閲覧)
  4. フランスベッド|ベッドのマットレスに使用される材料とは(https://interior.francebed.co.jp/spring/faq/about-mattress/material.php、2026-11-04閲覧)
  5. テンピュール|テンピュール素材とは(https://jp.tempur.com/memory-foam.html、2026-11-04閲覧)
  6. 亀屋家具|店舗一覧(ギャラリー新宿)(https://www.kameyakagu.jp/stores、2026-11-04閲覧)
  7. テンピュール公式サイト(寝ごこち別メニュー)(https://jp.tempur.com/、2026-11-04閲覧)

情報時点: 2026年11月/最終更新: 2026-11-04