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ベッド・マットレスのこと
マットレスの通気性を徹底解説!通気性に優れたマットレスの選び方とおすすめ製品
公開日:2025.05.14(Wed)
湿気で寝具が蒸れるのを防ぎたい方必見。通気性の良いマットレスなら寝汗を逃してカビ・ダニの発生を抑制できます。本記事では通気性を重視すべき理由、素材構造の違いと特徴、通気性を高めるお手入れ法、おすすめの高通気マットレスまで詳しく紹介します。
暑い季節や寝汗をかきやすい方にとって、朝起きたらマットレスが蒸れて不快…という経験はありませんか?湿気がこもった寝具はカビやダニの温床にもなり、衛生面でも心配です。そこで注目したいのが「通気性の良いマットレス」。本記事では、マットレスの通気性に注目する理由から、素材や構造ごとの特徴、通気性を保つお手入れ方法、さらに快適な睡眠を実現するおすすめの高通気マットレスまで詳しく解説します。寝具の蒸れに悩む方はぜひ参考にしてください。
はじめに:通気性が良いマットレスが重要な理由
寝ている間、人はコップ一杯分もの汗をかくと言われています 。この湿気がマットレス内部にこもると、カビやダニの発生につながり、アレルギーや衛生面の問題を引き起こしかねません 。そこで注目したいのがマットレスの通気性です。通気性の良いマットレスなら、汗や湿気を効率よく発散し、一晩中快適で清潔な睡眠環境を維持できます。
特に湿度の高い日本の夏場では、マットレスの蒸れは大敵です。通気性に優れたマットレスを選べば、蒸し暑い夜でも爽やかな寝心地を保ち、冬場でも湿気がこもらないため暖かく感じられます 。本記事では、「マットレス 通気性」にフォーカスし、自社取扱いブランドの中から通気性に優れたマットレスを厳選してご紹介します。選び方のポイントから各ブランドの特徴、そしてお手入れ方法まで、平易な言葉で分かりやすく解説しますので、ぜひ快適な睡眠環境づくりの参考にしてください。
通気性に優れたマットレスとは?その特徴と選び方のポイント
マットレスの構造と素材による通気性の違い
マットレスの通気性は、内部構造や使用されている素材によって大きく左右されます。一般的に、スプリング(コイル)を使ったマットレスは内部に空間が多いため通気性が高く、ウレタンフォームなどのフォーム系マットレスは密度が高いため通気性が低くなりがちです 。しかし、各メーカーは様々な工夫でそれぞれの素材の弱点を補い、通気性を高めています。
- コイルマットレス:オープンコイル(ボンネルコイル)はマットレス内部の空気循環が良く、最も通気性に優れます 。一方、体を点で支えるポケットコイルは一つひとつのコイルが不織布の袋に包まれているため若干通気性では劣りますが、近年では袋素材に通気性の高い特殊不織布を採用することで湿気を素早く放出する設計がされています 。例えばシモンズでは独自のニードルパンチ製法の高通気不織布ポケットを使用し、マットレス内部の湿気を効率的に拡散しています 。また、側面に空気孔(ベンチレーター)や通気口を設けている製品も多く、寝返りのたびに内部の湿った空気を押し出す構造になっています(後述のサータやドリームベッドの例を参照)。
- ウレタンマットレス:低反発・高反発ウレタンなどフォーム素材は、そのままだとどうしても通気性が低く湿気がこもりがちです。しかし各社とも「プロファイル加工」や「穴あけ(ピンホール)」により通気路を確保したり、フォームの構造自体を改良することで通気性を高めています 。例えば昭和西川の高反発マットレスでは、ウレタンフォームを波形や凹凸形状に加工して通気性に配慮し、湿気を前後左右に拡散させる設計になっています 。さらにフォームを成型する際に表面の膜を取り除いた「脱膜ウレタン」を使い、ウレタン自体の通気性を高めている製品もあります 。
- 高機能ファイバー系マットレス:近年注目の新素材として、樹脂製の高反発ファイバーを編んだエアーファイバーやブレスエアー®があります。これらは素材の90%以上が空気というほどスカスカな繊維構造で、圧倒的な通気性を誇ります 。例えばエアウィーヴ社のエアファイバーや、フランスベッドと東洋紡が共同開発したブレスエアー®は、湿気や熱をほとんど溜め込まないため夏場でも蒸れにくく、耐久性や弾力性にも優れた特殊素材です 。こうしたファイバー系マットレスは水洗い可能なものも多く、常に清潔・快適に使える点でも通気性重視の方におすすめです。
加えて、側地(カバー生地)やキルトにも注目しましょう。側面や下面がメッシュ生地で仕上げられたマットレスは、そうでないものに比べて明らかに通気性が向上します 。例えば東京ベッドのRev.7シリーズはマチ(側面)を360度メッシュ生地で囲み、日本の気候に適した通気性を確保しています 。また、キルティングに吸湿・放湿性の高い天然素材(ウール(羊毛)など)を入れたマットレスもあります。ウールは湿気を吸って放出する調湿機能に優れるため、詰め物にウールを用いることで寝汗による蒸れを軽減しつつ冬場の乾燥も和らげる効果が期待できます 。実際、東京ベッドの「TOKIO」シリーズでは詰物に羊毛を使用し、湿度の高い夜でも快適さを保てるよう工夫されています 。
まとめると:通気性の良いマットレスを選ぶ際は、内部構造が風通しの良いもの(コイルの種類や配置)、湿気をためにくい素材(通気孔付きのウレタンや通気ファイバー)を使用しているか、側面や詰め物に通気・調湿対策が施されているか、といった点をチェックしましょう。
ベッドフレームにも注目:通気性を高める土台選び
マットレス自体の通気性も重要ですが、敷く土台(ベッドフレームや床板)の通気性も同じくらい大切です 。どんなに通気性の良いマットレスでも、下に敷く板に通気孔がなく湿気が抜けないと、マットレス下面にカビが発生しやすくなります。特にフローリングや畳の上に直接マットレスを敷く使い方や、収納付きベッドのように密閉された板の上に置く場合は要注意です。
対策としておすすめなのが「すのこベッドフレーム」です 。すのこ状の床板はマットレス下面に空気の通り道を確保し、湿気がこもるのを防いでくれます。実際、大手家具店でも「マットレスをカビさせず長持ちさせるには通気性の高いすのこフレームがおすすめ」 とアドバイスされています。自社取扱いブランドでも、朝日木材加工、コイズミファニテック、小島工芸、フナモコといった家具メーカーから、通気性に優れたすのこ仕様のベッドフレームや桐すのこベッドが多数展開されています。こうした通気仕様のフレームと組み合わせれば、マットレス本体の通気性を最大限に活かすことができるでしょう。
ポイント:マットレスとベッドフレームはセットで通気性を考えることが重要です。すのこ板や通気孔付きの床板を採用したフレーム、あるいは脚付きマットレスや折りたたみベッドなど床下に空間ができるタイプも効果的です。なお、定期的にマットレスを立てかけて風を通す(陰干しする)習慣をつければ、より一層カビ防止に役立ちます 。
通気性に優れたマットレス:ブランド別おすすめ製品紹介
それでは、ここからは当社で取り扱っている主なブランドごとに、通気性に優れたマットレスの特徴や代表モデルをご紹介します。各ブランドの公式情報や一次情報に基づいて解説しますので、信頼性の高い最新の特徴を把握していただけます。
ウィドゥ・スタイル(WeDO Style) – 高通気素材「エアループ」採用
参考リンク: 公式サイト「MA-CLAY」マットレス製品ページ
ウィドゥ・スタイルは、大塚家具の流れを汲む日本の家具メーカーで、近年は独自開発の「エアループ®」という高通気クッション素材を使ったマットレスシリーズを展開しています。エアループ®とは、細いポリエチレン系樹脂を三次元的に絡み合わせて融着した特殊素材で、素材の大部分が空気でできているため非常に軽く、そして通気性に優れています 。その構造上、水分を全く吸収しないため常に適度な乾燥状態を保ち、カビやダニの発生を抑制します 。日本の高温多湿な気候に合わせて設計されており、夏場でも湿気がこもり難く涼しい一方、空気層が断熱効果を持つため冬場は暖かく眠れるという、オールシーズン快適な寝心地を実現しています 。
ウィドゥ・スタイルの代表的なマットレスシリーズ「Air Loop(エアループ)」では、このエアループコアに加えてドイツBayer社製のソフトタッチラバーフォーム(高弾性ウレタン)を重ね、適度な反発力と柔らかなフィット感を両立しています 。表面生地にもこだわり、吸湿・放湿性に優れるテンセル®繊維や、静電気を除去するカーボン繊維を編み込んだニット生地を採用することで、さらなる快適性と清潔性を追求しています 。実際に、「軽くて通気性が良く快眠設計。特に体圧分散に優れ…横向き寝でも適度な沈み込みと反発力を得られる」と公式に謳われており 、エアループマットレスはポケットコイル以上の寝心地との評価もあるほどです 。
注目モデル: Air Loop MA-CLAY(マークレイ) – 硬さの選べるエアループコアと洗濯可能カバーを備えた人気モデル。シングルサイズで約10万円前後と、高性能ノンコイルマットレスとしては手の届きやすい価格帯です。エアループ特有の高い通気性と体圧分散性により、寝姿勢をしっかり支えつつ蒸れない爽やかな寝心地を提供します。重量も非常に軽量(シングル約8kg程度)なので、女性でも楽に持ち運び・立て掛けができ、お手入れも簡単です。
カリモク家具 – 高通気フォームと蜂巣構造「フィットマスター」
参考リンク: 公式サイト:カリモクのマットレス製品情報
国内有数の家具メーカーであるカリモク家具は、木工技術だけでなく寝具分野でも高品質な国産マットレスを開発しています。通気性重視のシリーズとして知られるのが、ノンスプリング(ウレタン・ファイバー系)の「FIT MASTER(フィットマスター)」シリーズです。特に注目は次の2種類:
- フィットマスターエア:特殊ウレタンフォーム「モールドHEXA(ヘキサ)」を5層構造で使用したモデルです。このモールドHEXAは蜂の巣(ハニカム)状の空洞を多数もつ成型発泡ウレタンで、約500個もの通気孔を備えています 。そのため内部の空気循環が非常に良く、高温多湿な日本でも安心して使える高通気構造となっています 。実際、「優れた通気性と耐久性のノンスプリングマットレス。抜群のフィット感と通気性、高い耐久性を実現」と公式に紹介されており 、10万回の繰り返し荷重試験でもヘタリがわずか1mm程度という耐久性も備えます 。カバーは取り外してドライクリーニング可能で、衛生面でも安心です 。価格帯はシングルで15万円前後からとやや高級ですが、長期間へたりにくく使えることを考えれば納得のクオリティです。
- フィットマスターファイバー:こちらは高機能ファイバークッションを中核に据えた3層構造マットレスです。2種類の特殊繊維を立体的に絡み合わせた「タングル・スプリング構造」のファイバー材を主材に用いることで、通気性・弾力性ともに非常に高い性能を発揮します 。繊維クッションが空気を多く含むため内部まで清潔が保ちやすく、実際「高い通気性で衛生面に配慮し、清潔な状態を長く保てます」と紹介されています 。硬めのしっかりした寝心地を好む方向けで、シングルサイズで約9kgと軽量なのも扱いやすいポイントです 。カバーはもちろん洗浄可能で、ウレタン2層+ファイバー1層の組み合わせで適度な硬さと通気性を両立しています 。価格はシングルで10万円弱からと、こちらも国産高品質マットレスとしては手頃な設定になっています。
カリモクのマットレスは全般にカバーリング仕様(外カバー取り外し可)でメンテナンス性を重視しつつ、通気性・耐久性・体圧分散性を高次元でバランスさせているのが特長です。「柔らかな感触で優れた体圧分散性と高い通気性を発揮」する高触感高通気フォームや、消臭効果を持つ備長炭練り込み生地「NUF(ヌフ)」の採用など 、細部にわたって快適な睡眠環境への工夫が光ります。長く使えるマットレスをお探しの方にとって、カリモクのフィットマスターシリーズは有力な選択肢となるでしょう。
サータ(Serta) – 「ブレスフォート」素材とヘルシーエアレットで湿気を排出
参考リンク: サータ公式サイト「サータについて(ブレスフォート解説)」
世界的ホテルにも多数採用される米国生まれのマットレスブランドサータ。日本国内向けサータマットレスでは、湿気対策として側面通気孔「ヘルシーエアレット」と、通気性に優れた特殊ウレタン素材「ブレスフォート」の2つが大きな特徴です。
まずヘルシーエアレットですが、これはマットレス側面に設けられた通気孔で、サータの場合は側面に3列配置されています 。寝返りなどで内部の空気が押し出される際に、このエアレットから湿気を含んだ空気が排出される構造になっており、マットレス内部に湿気を溜めこまず常に「呼吸」するように湿度をコントロールします 。そのため特別な陰干しなどをしなくても、使っている間に自然と湿度が放出され、ダニやカビの発生を防いでくれる優れものです 。サータのポケットコイルマットレスの側生地を見ると、小さな丸い通気口が並んでいるのが確認できますが、これがヘルシーエアレットです。寝汗の多い方や湿度管理が難しい環境でも、サータならではのこの機構が快適さを保ってくれます。
次にブレスフォート(BREATHFORT)。これはサータだけが使用できる革新的な特許素材で、従来の低反発ウレタンを進化させ「今までにない通気性と耐久性」を実現した高機能フォームです 。低反発素材のように体に沿ってフィットしつつ、通気性が飛躍的に向上しているため夏場でも蒸れにくく、一年中快適な寝心地を叶えます 。サータジャパンのラインナップでは、このブレスフォートを詰物に採用した「ライトブリーズ」シリーズなどが展開されており、名前が示す通り通気性の良さと快適なフィット感が持ち味です 。たとえばライトブリーズシリーズのマットレスは、やや硬め・やわらかめの両タイプとも、ブレスフォート層が湿気や熱を効率良く拡散し、寝苦しさを軽減します。価格帯はクイーンサイズで20万円前後~と高級ですが、その性能から一流ホテルのスイートルーム品質としても評価されています。
注目モデル: サータ ルミナース 6.8 F1-P – ポケットコイル+ヘルシーエアレット搭載の日本限定モデル。耐久性に優れる6.8インチコイルでしっかりと身体を支えつつ、側面3列のヘルシーエアーレットが「呼吸するマットレス」として寝床内環境を常にフレッシュに保ちます 。シングルサイズで税込約88,000円と、サータとしては手が届きやすい価格ながら、ホテル仕様の快適性と通気性を備えたコストパフォーマンスの高い一品です。
シーリー(Sealy) – ポスチャーテックコイルの高通気構造と抗菌仕様
参考リンク: シーリー公式サイト 製品情報
全米売上No.1の実績を誇るシーリー。その日本モデルも高級ホテルで採用例が多く、「一流ホテルの寝心地をご自宅で」をコンセプトにしています。シーリーのマットレスで通気性に寄与しているポイントは主に2つ、コイル構造と側生地の特殊加工です。
まず、シーリーが独自に開発したコイル「ポスチャーテックコイル」は、中が中空構造になっている特殊な形状です 。この構造により通気性が高く、梅雨時や夏場の湿気をマットレス内部に溜め込みにくい設計となっています 。さらに日本仕様の上位モデルでは、ポスチャーテックコイルを改良した「タイタニウムコイル」を採用。コイル線材にチタン合金を用いることで強度と反発力を高めつつ、湿度変化の影響を受けにくい安定したサポート力を実現しています(錆びにくさも向上)。コイル数も多く配置され、体圧分散に優れる一方で、通気性はコイルスプリングならではの空気の抜け道が確保されています。実際、シーリーのマットレスは「中空構造のため通気性が高く、湿気を内部にため込まずカビの心配も少ない」と紹介されています 。
次に側生地ですが、シーリーの上位モデルではポリジン加工と呼ばれる先進の繊維加工技術が使われています 。ポリジンとは天然の銀イオンを利用した抗菌・防臭技術で、マットレス生地上の細菌の繁殖を24時間以内に99%抑制する効果があります 。シーリーでは「洗濯のできないマットレスを清潔に保つ」ためにこの加工を採用し、汗による菌の増殖や臭いを防ぐ工夫を凝らしています 。直接の通気性向上策ではありませんが、湿気に伴う雑菌の繁殖を抑えることで衛生的な寝床環境を維持する効果があります。もちろん、生地自体も上質なニットで手触りが良く、通気性と耐久性のバランスに優れています。
注目モデル: シーリー Primera(プリメーラ)DX – シーリーの日本向けスタンダード上位モデル。ポスチャーテックコイルの発展形である5ゾーン・タイタニウムコイルを採用し、部位ごとに最適な硬さで支えることで理想的な寝姿勢をキープします。通気性の面では上述の中空コイル構造が効果を発揮し、内部に湿気を残さないためカビにくくなっています 。さらに側生地にポリジン抗菌ニットを用いることで衛生面も万全 。シングル税込約148,000円と高品質マットレスとしては手頃で、初めてシーリーを導入する方にも人気のモデルです。
シモンズ(Simmons) – ポケットコイル+高通気素材で“世界のベッド”
参考リンク: シモンズ公式サイト 製品情報ページ
ポケットコイルマットレスの代名詞とも言えるシモンズ。その寝心地の良さは広く知られていますが、通気性への配慮も随所に見られます。シモンズの特徴は、コイルを包むポケット(袋)とマットレス内部の通気素材です。
前述の通り、通常ポケットコイルの不織布袋は通気性が課題となりがちですが、シモンズではコイル袋に「特殊ニードルパンチ製法」の高通気不織布を採用しています 。この素材は無数の小さな孔を持ち空気透過性が高いため、寝返りなどでマットレス内部に発生した湿気を速やかに外へ発散します 。つまり、ポケットコイルのメリット(身体へのフィット感)を損なうことなく、通気性だけを向上させているのです。実際、「シモンズのポケットコイルは通気性が優れた不織布を使用しているため、マットレス内の湿気を速やかに発散します」と紹介されています 。
さらに、シモンズの高級ラインには**「3Dブレスメッシュ」と呼ばれる通気素材が使われています 。例えば上位モデルの「ビューティレスト リュクス」シリーズでは、詰め物に3Dブレスメッシュを挿入し通気性を飛躍的に向上**させています 。この3Dブレスメッシュは立体的な網状構造体で、コイル周辺のエアフローを確保しつつ適度なクッション性も持ち合わせる素材です。その結果、ホテル仕様の分厚いピロートップモデルであっても、中まで空気が流れやすく蒸れにくい構造になっています。シモンズ公式でも「8.25インチコイル使用。通気性を飛躍的に向上させた3Dブレスメッシュ素材を採用」と明記されており 、寝心地と通気の両立に成功していることがうかがえます。
注目モデル: シモンズ プレミアムライン AB09062 – シモンズの上質なピロートップモデルの一つです。厚みたっぷりの詰め物に3Dブレスメッシュや高通気ウレタンを組み合わせ、通気性を確保 。8インチのポケットコイルが身体を点で支え、包み込まれるような寝心地ですが、「蒸れやすい」という口コミはほとんどありません 。側生地にも吸湿発散性に優れたニットを採用し、国内有数のベッドメーカーらしく細部まで快適性を追求したモデルです(価格はサイズにより異なりますがシングル20万円台~)。
スランバーランド(Slumberland) – 英国伝統の馬毛&高密度連続スプリング
参考リンク: フランスベッド内 スランバーランド製品情報
スランバーランドはイギリス王室御用達にも選ばれた英国発祥の高級ベッドブランドで、日本国内ではフランスベッド社がライセンス展開しています。伝統と最新技術を融合したマットレスは通気性の面でも優れた特徴を持っています。
一つは天然素材の活用です。スランバーランドの最高級ライン「ホテルラグジュアリー」シリーズでは、詰め物にホースヘアー(馬毛)をふんだんに使用しています 。ホースヘアーは古くからマットレスやソファに使われてきた高級素材で、コシのある弾力性と優れた通気性、そして天然素材ならではの調湿性を備えています 。馬のたてがみや尾から採取した毛は、中が中空で湿気を吸って放出する性能が高く、適度な硬さもあることから詰め物として理想的なのです。「希少な高級素材ホースヘアーを採用。弾力性と通気性、調湿性に優れています」と公式にも説明されており 、まさに英国伝統の知恵が活かされています。
もう一つはスプリング構造。スランバーランドには高級モデルだけでなくミドルクラスでも、フランスベッド独自の「高密度連続スプリング」を採用したシリーズがあります 。これは横方向に連結された独特のコイル構造で、面で身体を支えると同時に空気の通り道も確保しやすいのが特徴です。実際、SL-3000やSL-1000Nといったモデルでは「横列に連結された高密度連続スプリングが身体を支え、通気性が良く湿気がこもらない構造です」と紹介されています 。スプリング同士が連続していることで内部に大きな空気層ができ、湿気の逃げ場が多くなる利点があります。また、スランバーランドのマットレスは側面生地にも通気性の良いニット生地を使い、キルトもジャンプキルト(大きめのキルトパターン)を採用するなど、内部に空気が滞留しにくい工夫が凝らされています 。
注目モデル: SL-4000(スランバーランド) – 高密度連続スプリングとポケットコイルを組み合わせたハイブリッド仕様。連結スプリングで底面の通気性を確保しつつ、表面のピロートップは取り外して干すことも可能な設計になっています 。縁にはΣ型のエッジサポートを入れて通気を妨げずに強度を上げる工夫も。羊毛綿や高通気ウレタンフォームの層もあり、総合力で蒸れにくさと寝心地を追求したモデルです。価格はシングルで10万円台半ばとなっています。
東京ベッド – オールメッシュ側面とウール詰め物で湿気対策
参考リンク: 東京ベッド公式サイト 製品情報「Rev.7マットレス」
老舗国産ブランドの東京ベッドは、日本の住環境に合わせた機能的なマットレス作りに定評があります。通気性に関して東京ベッドがユニークなのは、側面全面をメッシュ生地にしたモデルや吸湿性の高い天然素材の積極活用です。
代表的なのが、東京ベッド創立70周年記念で開発された「Rev.7(レヴセブン)」シリーズです。このシリーズでは、硬さの異なる7インチポケットコイルを3種類から選べるのですが、共通しているのがマットレス側面(マチ)ですべ。ぐるりと一周メッシュ生地になっており、日本の気候に合った通気性を確保しています 。このメッシュマチ構造によって、マットレス内部に湿気がこもりにくく、空気の出入りがスムーズになります。見た目にも側面がメッシュ素材だと通気性の良さが一目で分かり、定期的に立て掛けて風を通す際にも効率よく乾燥します。実際、公式には「マチは全周メッシュ仕上げで日本の気候にあった通気性を確保します」と謳われています 。ラインナップにはハード・ミディアム・ソフトの硬さ違いがあり、いずれも通気性と寝心地の両立が図られています。
さらに、TOKIOシリーズなど東京ベッドの他モデルでは、詰め物に英国産ウールを採用しています 。ウールは吸湿・放湿性に優れるため、寝ている間に出た湿気を一時的に吸収し、後で放出することで寝床内の湿度を調整してくれます 。東京ベッドの説明でも「詰物に吸湿発散性に優れたウール素材を使用しているため、湿気による寝苦しさを軽減しつつ乾燥から肌を守ります」とあります 。このように、メッシュ構造+天然素材という組み合わせで、化学的な通気機構がなくとも湿度をコントロールする工夫が凝らされているのです。
注目モデル: Rev.7 ポピュラー(ハード/ミディアム/ソフト) – 側面メッシュと7インチポケットコイルを採用した東京ベッドの新定番マットレス。硬さとグレードを選択可能で、いずれも通気仕様は共通です 。シングルサイズで税込約60,000円台からと入手しやすい価格ながら、側面オールメッシュや抗菌防臭加工など機能充実。口コミでも「夏場でもムレにくい」「カビ臭さが出にくい」といった評価が見られ、初めてのベッドマットレスにもおすすめです。
日本ベッド – ベンチレーター(通気孔)と高通気ポケットで清潔長持ち
参考リンク: 日本ベッド公式サイト 製品情報(シルキーポケット/ビーズポケットの特徴。通気性の高い繊維集合体ポケットについて記載)、グースカ(ベッド専門店)日本ベッド製マットレス紹介(日本ベッドの通気設計や抗菌仕様について解説)
創業1926年、国産マットレスの草分け的存在である日本ベッドも、通気性への配慮を徹底しています。日本ベッドのマットレス全製品に共通するのが、通気孔(ベンチレーター)の装備と、通気性に優れたコイルポケット素材の採用です。
まず、日本ベッドのマットレスは側面に丸いベンチレーター(空気孔)が複数設けられています 。これらはマットレス内部の空気循環を促すためのもので、寝返り時などに内部の湿った空気を排出し、外部の新鮮な空気を取り込む役割を果たします。すべてのマットレスでこのベンチレーターを標準装備することで、内部に湿気がこもりにくくカビにくい構造を実現しています 。また、日本ベッドでは表生地(キルティング)にも抗菌・防臭効果の高い素材を使用し、衛生面への配慮も万全です 。
次に特筆すべきは、コイルを包むポケット(袋)素材です。日本ベッドではシルキーポケット/ビーズポケットという2シリーズがありますが、いずれもコイルを包む不織布袋に通気性が高く吸湿性の低い繊維集合体を採用しています 。簡単に言うと、空気を通しやすく水分をほとんど吸わない特殊なファブリックです。このおかげで、マットレス内部の湿気がポケットからコイル間へ逃げやすくなり、結果としてマットレス全体の放湿性が向上しています 。公式にも「コイルスプリングを包むポケットは通気性が高く吸湿性がない繊維集合体でできており、マットレス内部の放湿性に優れマットレスをいつも快適な状態に保ちます」と説明されています 。ポケットコイルの弱点だった通気性を、素材工夫で克服しているわけです。
注目モデル: シルキーポケット シルキーシフォン – 日本ベッドを代表する高密度ポケットコイルマットレス。1200個もの細かなコイルで身体を支える一方、上記の高通気ポケット素材+ベンチレーターで湿気対策も抜群です 。寝心地はまさに絹のように滑らかで沈み込む感覚ですが、「梅雨時や夏場でも清潔に使えるマットレスを選びたいですね。シルキーポケットマットレスは通気性にも優れています」と評されるほど 、蒸れの少なさでも定評があります 。価格はシングル約230,000円(税込)と高級ですが、耐久消費財として長い目で見れば満足度の高い製品でしょう。
ドリームベッド – エアルレット搭載の国産マットレス&エアファイバーの融合
参考リンク: ドリームベッド公式サイト 商品一覧
広島発の国産ブランドドリームベッドは、サータの国内製造を担ってきた実績もあり、独自商品にもサータ譲りの「ヘルシーエアレット(通気孔)」構造を取り入れています。さらに業界に先駆けてエアファイバー×ポケットコイルのハイブリッドマットレスを開発するなど、通気性への意欲的な取り組みが光ります。
通常のドリームベッド製マットレスの多くは、側面にサータ同様のヘルシーエアレットを搭載しています 。そのため「ドリームベッドの特徴は通気性が高いこと。マットレスのまわりにヘルシーエアレットという通気孔があり、寝返り時に湿気が放出される仕組みになっているので、湿気がこもる心配がなく衛生的です」と紹介されています 。例えばドリームベッドの主力であるホテルスタイルシリーズやトルネードシリーズでも、マットレス周囲に複数のエアレットを配置し、内部に籠った湿気を効果的に外に逃がしています 。この構造のおかげで、ドリームベッド製マットレスは日常的に陰干ししなくても蒸れにくく、カビ対策も万全です。
さらにドリームベッドがユニークなのは、「ネルコシリーズ(ネルトニック)」といった新製品で、エアウィーヴ社のエアファイバー®と自社ポケットコイルを組み合わせたハイブリッドマットレスを展開している点です 。エアファイバー®は前述の通り90%以上が空気でできた繊維構造で、通気性抜群かつ高反発の素材ですが、ドリームベッドはこれをマットレスの上層に配置し、下層にポケットコイルを組み合わせました 。こうすることで、「寝た瞬間のあたりはソフトに、寝返りのしやすさはそのままに」という新発想の寝心地を実現しています 。公式にも「エアファイバーの90%以上が空気のため通気性抜群で蒸れにくく、冬は空気の層が暖かさを保つ」とそのメリットが謳われています 。ドリームベッドはこのように最新素材の導入にも積極的で、通気性と快適性の両立を図った製品開発に取り組んでいます。
注目モデル: ネルトニック ノーマル R (RY) – ドリームベッドとエアウィーヴ社のコラボレーションによる次世代マットレス。上層にエアファイバー®、下層にポケットコイルを内蔵し、通気性と支持力を兼ね備えています 。寝返りもスムーズで、夏場でも蒸れにくく冬も底冷えしにくい構造です 。シングルサイズで約100,000円前後とハイブリッドマットレスとしてはリーズナブルで、発売以来高い評価を得ています。「体が汗ばまなかった」「通気性が良くいつもさらっとしている」といったユーザーレビューも見られ、今後さらに注目されるモデルです。
フランスベッド – 高通気クッション材「ブレスエアー®」と衛生仕様
参考リンク: フランスベッド公式通販サイト マットレスの選び方
日本を代表するベッドメーカーフランスベッドも、通気性に関する独自技術を多数有しています。その代表例が、東洋紡と共同開発した高通気素材「ブレスエアー®」と、伝統の高密度連続スプリングとの組み合わせです。
ブレスエアー®はポリエステル系樹脂を網状に絡み合わせた三次元スプリング構造体で、その90%以上が空気層という非常に通気性の良いクッション材です 。高い弾力性と復元力を持ち、湿気や熱をほとんど蓄えないので、一晩中快適な睡眠が得られます 。また抗菌・防臭性にも優れ、水洗いも可能なことから、医療・介護用マットレスにも採用されています 。フランスベッドはこのブレスエアー®を一般向けマットレスにも積極的に取り入れており、例えば「ライフトリートメント(LT)シリーズ」の上位モデルでは上下両面にブレスエアー®を内蔵し、群を抜く通気性と快適性を実現しています 。実際ユーザーからも「夏場のムレを気にせず快眠できる。湿気の多い日本の気候にぴったり」との声があり 、その効果は折り紙付きです。
さらにフランスベッドのマットレスは、衛生面でも工夫されています。通気性とは直接関係しませんが、抗菌防臭加工生地や防ダニ加工、光触媒による消臭など独自の「クリーン加工」を施したモデルが多く展開されています。通気性が高い=空気中の菌や臭いも通りやすいという側面もありますが、そこはフランスベッドならではの総合力でカバーしています。また、マットレス側面を強化する「プロ・ウォール」と呼ばれる構造は、ウレタン枠でエッジを支えることで型崩れを防ぐ技術ですが、この枠材にも通気穴が設けられており、内部の湿気がこもらないよう配慮されています。
注目モデル: ライフトリートメント LT-7000 – フランスベッドの主力マットレスシリーズの一つで、詰め物に東洋紡ブレスエアーエクストラを採用した高通気モデルです 。高密度連続スプリングのしっかりした支持力とブレスエアー®の爽やかな寝心地で、夏でもベタつかず冬もムレない年間通じた快適性が魅力です。「蒸し暑い夜でも背中がサラサラ」「通気性抜群でカビの心配が減った」といった評価があり、シングルで約180,000円(税抜)とハイグレードですが値段相応の満足度が期待できるモデルでしょう。
昭和西川(西川株式会社) – 「muatsu」「[AiR]」に見る独自三層構造と通気加工
参考リンク: 西川公式オンラインショップ マットレス一覧
日本の寝具メーカー大手である昭和西川(現・西川株式会社)は、敷布団タイプの高機能マットレスで有名です。なかでもスポーツ選手の使用でも知られる「[AiR](エアー)マットレス」や、昔ながらの「ムアツふとん」は、通気性と体圧分散を両立する独自構造を持っています。
昭和西川の高反発マットレスは、多層ウレタンフォームを組み合わせた特殊三次元構造です。例えば[エアー]マットレスは点で支える凸凹プロファイルを持つウレタン層を複数重ね、空気の通り道を確保しています。表層の凹凸(クロスカットやタテ・ヨコの溝)によって空気が流れやすくなっており、「ウェーブ形状で通気性に配慮/年中快適/側地洗濯OK」と公式に案内されています 。実際に側地(カバー)はファスナーで外せて洗濯可能なモデルが多く、通気性と清潔性を両面からアプローチしています 。
一方のムアツふとんも、ウレタンフォームに無数の凸凹を付けた構造で有名ですが、近年のモデルでは素材そのものを「高通気ウレタン」にアップデートしています。従来、ウレタンフォームは成型時に表面が皮膜化して通気しにくい欠点がありましたが、昭和西川ではフォーム状の膜を除去した高通気ウレタンを採用し、前後左右に湿気を拡散する仕様としています 。さらにAg+抗菌加工や防臭対策も徹底することで、汗をかいても蒸れにくく衛生的に使えるようになっています 。
例えば人気の[AiR SI マットレス]では、表面の凸凹が空気の層を形成し通気を促すだけでなく、特殊立体構造により寝返りもスムーズです 。「高反発マットレス/寝返りラクラク/ウェーブ形状で通気性に配慮/年中快適/洗濯可能カバー」という特徴で、体格の大きな方やアスリートから一般の方まで幅広く支持されています 。実使用者からも「通気性が良く夏でも蒸れない」「布団にカビが生えにくくなった」といった声が聞かれ、布団派の方がベッドマットレスに負けない通気性を得る選択肢として注目されています。
注目モデル: [エアー]SI マットレス – 昭和西川を代表する高機能マットレスで、特殊立体クロスカット構造により抜群の通気性とフィット感を両立しています。プロ野球選手なども愛用し、その耐久性と通気性、寝心地への評価は折り紙付きです。「通気性が良く寝汗をかいてもベタつかない」「朝まで快適に眠れた」とのレビューが多く、三つ折り収納も可能で扱いやすい点も魅力。シングルサイズで税込100,000円前後と高価ですが、敷布団タイプでこれだけの性能を備える製品は他にありません。
アテックス(ATEX) – 業界唯一!内蔵ファンで強制換気「扇風マットレス」
参考リンク: アテックス公式サイト 製品情報
ユニークな製品で知られるアテックスからは、なんとマットレス内部にファン(扇風機)を内蔵したその名も「扇風マットレス」が登場しています。他社とは一線を画すアプローチで、物理的に風を送り込んでマットレスを強制換気するという画期的な製品です。
この扇風マットレス(AX-HM1230シリーズ)は厚さ約4.4cmの薄型マットレス内部に、静音設計の小型ファンを2基搭載しています。使用時にファンが室内の新鮮な空気を吸い込み、マットレス内部に送り出すことで、表面のダブルメッシュ部分からそよ風が吹き出す仕組みです 。まさにマットレス自体がブロアーのように空気を循環させ、熱や湿気をこもらせない構造になっています 。さらにマットレスにはウォータージェルパッドも内蔵されており、気化熱効果で冷却しながら風を送り出すことで、真夏でもひんやり爽やかな寝心地を提供します 。
強で8時間・弱で連続運転可能なタイマー付きで、就寝から起床まで自動で風を送り続けることもできます。レビューでも「体とベッドの間に空気の層ができて汗ばまず快適」「ジェル無しでも充分涼しい」との声があり 、夏場の蒸れ・寝苦しさ対策として絶大な効果があります。なお、ファンは静音設計ですが弱モード推奨(強ではやや音が気になる場合ありとの報告)です 。
注目モデル: ATEX 扇風マットレス AX-HM1230S – シングルサイズ(約94×198cm)で重量約4.4kg。折りたたみ収納も可能な設計です。価格は新品で税込50,000円前後ですが、他に類を見ない機能性を考えれば妥当でしょう。夏季限定で現在お使いのベッドマットレスや布団の上に重ねて使用することもできるため、「究極の通気アイテム」として一家に一台レベルの活躍が期待できます。
RUF(ルフ) – リバーシブルのサマー&ウィンター面で季節に対応
参考リンク: RUFベット公式サイト(日本語)製品情報
ドイツの高級ベッドブランドRUF(ルフ)は、布張りベッドフレームのデザイン性で知られますが、実はマットレスも自社開発しています。ルフのマットレスのユニークな点は、季節に合わせて使い分ける「サマー&ウィンター仕様」になっていることです 。
具体的には、ルフのマットレスは片面に夏用、反対面に冬用の仕上げを施しています。夏面には通気性の高いコットン混生地やクール素材を使用し、冬面には保温性のあるウール混生地やキルトを充填するなど、それぞれの季節で最適な寝心地が得られるよう工夫されています。「サマー&ウィンター仕様で、快適さと硬さにこだわったハードタイプのマットレス」「…ソフトタイプのマットレス」といった形で、モデルごとに夏冬で生地やクッション材を変えている旨が説明されています 。
また、ルフのマットレスはドイツらしくしっかりした硬めの寝心地の中にも、表層にラバータッチウレタン(ゴムのような高弾性フォーム)を用いることで、体に馴染む柔軟性と高い復元力を両立しています 。これにより寝返りしやすく、体圧分散にも優れた性能を発揮します 。コイルは交互配列のポケットコイルで安定感があり、側面には通気を妨げない程度に補強材を入れて耐久性を高めています。
注目モデル: RUF FHC-RY(ハードタイプ)/ RUF FHC-SY(ソフトタイプ) – ルフが提案する6種類のマットレスの中でも人気のシリーズ。ハード(RY)は硬めで背骨をしっかり支え、ソフト(SY)は柔らかめで包み込むような順応性を示します 。いずれもサマー&ウィンターのリバーシブル仕様で、夏は爽やか・冬は暖か。この気候対応力は通気性とも表裏一体で、夏面は通気・放湿重視、冬面は保温重視という徹底ぶりです。ドイツクオリティの安心感もあり、価格はシングルで10万円台後半~と輸入マットレスとしては良心的と言えます。
まとめ:通気性重視のマットレス選びポイント
通気性に優れたマットレスを選ぶ際は、以下の点に注目すると良いでしょう:
- 素材と構造: コイルならボンネルコイルや通気孔付きポケットコイル、フォームならプロファイル加工ウレタンや高反発ファイバーなど、内部に湿気を溜めにくい構造のものを選ぶ 。特に高通気ファイバー素材(エアループ®, エアファイバー®, ブレスエアー®等)は抜群の通気性でおすすめ 。
- 側面や詰め物の通気対策: マットレス側面にメッシュ生地や通気孔(ベンチレーター)があるものは、それだけで湿気がこもりにくくなります 。また、詰め物にウールや馬毛など吸放湿性の高い天然素材を使ったものは湿度調整効果が期待できます 。
- メンテナンス性: カバーが外して洗えるタイプや、軽量で立て掛けやすいマットレスは、定期的なお手入れによって清潔・快適さを維持しやすいです 。ローテーション(表裏・頭脚の定期入替え)しやすい設計かどうかもチェックしましょう。
- ベッドフレームとの組み合わせ: 通気性マットレスの性能を活かすには、すのこ板や通気口のあるベッドフレームを使うことが重要です 。床板に風が通らないとどんなマットレスでもカビの原因になり得るため、土台選びにも注意しましょう。
- 信頼できるブランドの一次情報: 最後に、各メーカーの公式発表している機能・素材を確認することで、通気性への取り組み度合いが分かります。上記で紹介したブランドはいずれも通気性確保に独自の工夫を凝らしています。自分の予算や硬さの好みに合った中で、通気構造に優れたモデルを選ぶと失敗が少ないでしょう。
湿度の高い日本の夏も、乾燥する冬も、通気性に優れたマットレスが一台あれば一年中快適な睡眠が得られます。ぜひ本記事の情報を参考に、ご自身にピッタリの爽やかマットレスを見つけてください。快適な眠りで心身ともに健やかな毎日を過ごしましょう。
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